知っておくと役に立つ

【アロマ】ブランド物の精油を安く買う方法

精油を安くまとめ買い

※精油とエッセンシャルオイルは同じ意味です。このブログでは精油という表現を使用しています。

どうもこんちは。てんむすです。

みなさんは、いくつぐらい精油をもっていますか?

精油ってお値段が高いですよね。いろいろな香りの種類があるから、たくさん手元に揃えたいけれど価格がネックになってきます。今回はそんな精油を、しかもブランド物の高品質な精油をお安く手に入れる方法について解説します。

結論から

まず結論ですが。海外のサイトで精油を購入することで、安く入手することができます。簡単な話だけれど、日本での買い物と違って気をつけることもあるので、詳しく説明していきます。

精油が高い理由

精油が高い理由はシンプルに原材料費が高いからです。どの精油も植物の葉っぱや実などから抽出しているのですが、植物自体に含まれている精油成分はごくわずかです。だから元の材料に比べて、採れる分量は少なく採取効率はすこぶる悪いわけです。たとえばラベンダーの場合、150kg以上の穂先からわずか1リットルの精油しかとれないと言われています。そりゃ高くなるわけだ。原材料の希少性によっては更に高くなる訳なので、まとめると、原材料から抽出できる効率性と、原材料自体の価格によって精油の値段が決まっているわけです。

精油の値段は種類によってピンキリです。『生活の木』を参考に見てみると、オレンジスイート精油は10mlで1,650円なのに対して、ダマスクスローズAbs.は10mlで9,350円もします(ぎゃふん!)

そういえば、むかーしモロッコに行ったとき、現地のお土産屋でローズ精油を買ったのを思い出した。10mlくらいの小瓶6本で、約2,000円した。今考えると破格だったのかも・・・。当時は価値がよくわかっておらず、濃縮された強い匂いを嗅いで、オエッと嘔吐いていた。それと母にプレゼントしたが、いきなりもらっても困るわなあ。

精油は海外の方が安い

国にもよるけれど海外でアロマテラピーは普及しています。一方で日本ではマイナーなので、精油はどうしても海外からの輸入に頼らざるを得ないわけです。メジャーなブランドは主にヨーロッパが多く、海外からの輸送費がかかります。なので国内で買うと割高になります。裏を返せば、輸入元の現地で購入すれば費用をさっぴいいた価格で売っているということ。だから安いのです。

日本では雑貨扱い

ヨーロッパではアロマテラピーが医療行為として認められている国があります。そのため、精油は肌に塗布したり、場合によっては口にしたりするので、製造される精油の品質も安全で高品質なものになっています。匂いだけを楽しむ芳香用のオイルとは、はっきりと区別されて売られています。

日本ではアロマテラピーは医療行為として認められていません。また精油は”雑貨”という扱いになっています。学問的には特定の効能がある精油に関しても、薬機法(旧・薬事法)で禁止されているため、商品に効能を表示することができません。あくまで”雑貨”であって、”医薬品”では無いからです。その結果どうなったかと言えば、芳香用のオイルと一緒くたに扱われ、世間一般ではどちらも『アロマオイル』として認識されています。

また最近よく言われることで「Amazonは中国製品を売る中国のショッピングサイトだ」と揶揄されるように、安かろう悪かろうという商品がたくさん出品されており、検索結果を濁して買い物がしづらい状況にあります。精油に関しても多分にもれず、品質が怪しいものが多く売られている状況。楽天を始めとする他のショッピングサイトでも多かれ少なかれ同じ傾向が見られます。なので買う側にもある程度の知識をもって闘いを挑まないと、粗悪なものを掴まされてしまう可能性が高い状況になってしまっています。

粗悪な精油を掴まされないために

粗悪品を避けるためには、ちゃんとしたブランドの精油を買うべきです。もしブランド精油を選ばないとしても、あまりに安い物は避けるべきでしょう。

なお、同じブランドで、同じ種類の精油でも、材料の原産地や抽出方法などで値段が違う物もありますので、そういうものだと思ってください。

さっき、ふとキンモクセイの精油が欲しくて調べていたのですが、買ってはいけないお手本のようなものを見つけたので共有します。

下の画像をご覧ください。学名が『Essential Oil(エッセンシャルオイル)』となっています。普通、植物の学名を表示するものなのだが(苦笑)。あと『抽出源』というキーワードも怪しいところです。日本人ならそういう言葉遣いはしなくて、『抽出部位』とかじゃないかな。これ、絶対に製造元は中国だと思う。

ブランド物の精油を安く購入する方法

冒頭の結論で書いたとおり、海外のサイトで購入すると安く手に入ります。

有名なショッピングサイトではフランスのCocooncenter(コクーンセンター)があります。

Cocooncenterで取り扱っているブランドの一例では『PRANAROM』、『Ladrome』『Phytosun Aroms』などがあり、現地の薬局で取り扱うようなメディカルグレードの精油をリーズナブルな価格で販売しています。

PRANAROM(プラナロム)ベルギーのブランド。プロが好んで使う。
Ladrome(ラドローム)フランスのブランド。ほとんどがオーガニックで医療向けでもある。
Phytosun Aroms(フィトサンアローム)フランスのブランド。主に医療向け。

なおCocooncenterでのショッピングの仕方は別の機会に解説します。

海外サイトでショッピングする際の注意点

海外のオンラインショップで買い物をする場合、いくつか注意することがあります。

国際送料

商品を海外から発送してくることになるので、送料はかなり高めです。Cocooncenterを例にすると、最低でも約1,500円からします。少しの量しか買わないのであれば割高になってしまうので、まとめ買いをオススメします。

送料は商品を詰めるダンボール箱のサイズと重さによって値段が上がります。精油の場合は1つひとつが小さいので気にする必要はありませんが、例えばデフューザーとか精油ケースだとか、大きなもの・重いものを買うときは、値段が一気にはね上がることがあるので気をつけた方が良いです。

関税

海外のショップで購入した商品を日本に発送するということは輸入に当たり関税がかかります。しかし、商品の総額が16,666円未満であれば免税という制度がありますので、合計金額は意識して買い物をした方が良いです。なお16,666円に送料や保険料は含みません。

せっかくなので関税について軽くお勉強

全ての輸入品は関税の対象になり、商品の総額に対して税率を掛けた金額が関税の値段になります。なお総額が20万円未満は簡易課税という扱いになり、さらに1万円未満は免税(関税無し)という制度になっています。この商品の総額というのは、購入金額に60%を掛けた額で見られるため、実際には16,666円未満であれば免除ということになります。(16,666円 × 60% ≒ 10,000円)

また、この金額の根拠は商品に添付されるインボイスに書かれた金額をもとに税関がチェックしています。たまに税関も計算ミスをすることがあるので、想定外に課税された場合などは、税関に電話で問い合わせてみるといいです。ぼくも一度電話したことがあるのですが、親切に対応してくれました。電話する前は横柄な対応をイメージしていたので拍子抜けしましたが。もし計算に間違いであれば差額を還付してくれます。

ちなみについ先日Cocooncenterで138ユーロ分の買い物をしましたが、関税は取られませんでした(商品121ユーロ、送料・保険料が17ユーロ)。クレジットカードで決済したところ、後日カードの明細を見たら日本円で18,200円になっていました。税関はちゃんと送料・保険料は引かれて計算されているようですね。

もう一つ、16,666円未満と書きましたが、現地通貨での買い物(ユーロ、ドル等)になるので、税関では為替レートをもとに日本円換算してチェックしているはず。その際のレートというのは何を基準にしているかはわかりませんが、ちょっと高めに考えて16,666円を余裕を持って下回る額で買い物しましょう。ギリギリ越えてしまって税金取られたら、とてもとても悲しいから。

商品の状態

もう一つの注意点です。手元に届いたときに、外箱が潰れていることはよくある話だと覚えておいてください。外箱の破損(潰れた、破れた等)は保証の対象外です。

日本では”外箱も商品の一部”と考えるのが普通で、届いたときに箱が潰れてたりすれば「何だこれは」と感じるわけですが、それは我が国だけの常識です。他国では商品を保護するための箱でしか無いので、状態を気にする人はいません。このあたりは日本の方がすごい、海外はダメだというわけではなく、文化の違いだと思ってください。日本に暮らしていると、さすが『おもてなし』の国だと感じます。

外箱が潰れる原因は、梱包(緩衝材の有無や商品の詰め方)が雑であること、輸送距離が長いこと、輸送の課程でぞんざいに扱われること(ダンボールを放り投げたりは当たり前)が原因です。しかし、中の商品にダメージがあった場合で納得がいかないときは問い合わせた方が良いです。そのためにも商品の支払時には、保険を掛けるオプションがあるので、ケチらずにつけておいた方が良いです。

お得に精油を買おう

海外でブランド精油をまとめ買いするとお得である、ただし関税や送料などは気をつけましょうという話でした。あ、そうだ、英語での買い物になりますが、その辺りはWebブラウザの翻訳機能を利用すればなんとかなるでしょう。ぼくはChromeというブラウザをいつも使っていますが、翻訳するだけでほぼ意味は分かります。

まあ、国内のショピングと同じ流れで支払いまで進みますし、怖い目にあったりはしないので、あまり恐れずチャレンジしてみることをオススメします。

以上です。ここまで読んでくれてどうもありがとう。

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てんむす
誰でも簡単に取り入れられる「よい匂いをつかったリラックス方法」を紹介しています。よい匂いがすると幸せな気分になりませんか?ぼくはそう思うのですが、いざやろうとすると、お手軽な市販の芳香剤では科学的な匂いで少し臭いし、本格的にアロマテラピーとなると小難しくて敷居が高いしで、そこそこの難易度でよい方法があまり認知されていないと感じています。そういった背景から、ぼくのノウハウをもとに「誰にでも簡単に、わかりやすく」モットーに記事を書いています。

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